日本電気硝子株式会社

製造じっくり研究タイプ

ひとことで言うと

高い技術力×年功序列×福利厚生は薄め

平均年収738万円(単体・2025年12月期)平均勤続年数20.0年離職率2.5%(2025年度)海外売上比率約87%

ここが魅力

  • 材料設計から製造設備まで自社一貫で手がける技術力があり、化学・物理・機械・電気など幅広い専攻から若手に本格的な開発・製造の仕事を任せてもらえる。
  • 役員も社員と同じ食堂やロッカーを使うような距離の近さがあり、困ったときに助け合える温かい人間関係が根付いている。

気をつけたい

  • 住宅手当は無く、寮・社宅も入居期間や設備に制約があり福利厚生はやや見劣りする。
  • 基本給は年齢給が中心の年功序列で、評価の最終判断が上長の裁量に委ねられる部分が大きい。

こんな人に

腰を据えて専門技術を磨きたい人や、年功の安心感と距離の近い人間関係を重視する人が活きる会社。

企業のいま

事業領域

ディスプレイ電子デバイス複合材(ガラスファイバ)医療・耐熱・建築

材料設計から製造設備まで自社で一貫して開発する技術力を武器に、他社が模倣しにくい高機能ガラスを生み出す素材メーカー。ディスプレイ向けガラスで稼ぎながら、電子部品・ガラスファイバなど複数分野で世界的シェアを持つ製品群によって、市況変動への耐性を高めている。

半導体・データセンター向け電子デバイスや折りたたみスマートフォン用超薄板ガラスなど成長分野への投資と、全電気溶融技術の拡大によるカーボンニュートラル対応を進めている。

設立
1944年
上場
東証プライム
本社
滋賀県
従業員数
5,218名

社風キーワード

配属後すぐに担当製品や窯の設計業務を任され、「主担当として進め方まで全て任せてもらえる」と語る若手社員が多い。周囲に相談しながら自分で考えて進める文化が根付いている。

裁量カルチャー

みんなの声

※ 公開されている社員クチコミをもとに要約しています

働き方・休み

公式統計では月平均残業17.2時間、有給消化率74.2%(2025年度・有価証券報告書ベース)と良好だが、現場の実感は部署差が大きい。「残業は5〜40時間程度で自分次第」という声がある一方、24時間稼働の製造現場は繁忙期に休日出勤が発生することもある。年2回、5日以上の連続休暇取得を促す制度は評判が良い。

評価・昇給

基本給は年齢給と職階給からなり年功的性格が強く、20代はほぼ同期と同じペースで昇格する。賞与は年2回(6・12月)で合計4〜5ヶ月分が目安だが、若手は係数が低く抑えられ、業績次第で変動する。「最終的な査定は上長の匙加減」「フィードバックが本人に返らずブラックボックス」との不満の声もある。

福利厚生

住宅手当は無く、独身寮・社宅はあるものの入居は最長5年間で、設備の古さを指摘する声も多い。退職金は確定拠出年金制度が中心。財形貯蓄・持株会・資格取得支援など標準的な制度は揃うが、「カフェテリア型の手当がない」など他の大手と比べ見劣りするという声が目立つ。

社風・人間関係

「役員も同じ食堂・ロッカーを使う」「困ったときに誰かが助けてくれる」といった距離の近い風土が特徴。1年目から自分の意見を聞いてもらいやすく、質問すれば手厚く教えてもらえる社風が好評な一方、「典型的な日本企業で新しい投資を怖がる」「承認に時間がかかる」など前例踏襲的な一面も指摘される。

キャリア・配属

新入社員研修中に社長・人事部との配属面接があり、適性と本人希望が重視される。配属後は若手にも担当製品や設計業務が任され、「主担当として進め方まで全て任される」という声もある。海外売上比率が8割超のため、若手のうちから海外出張やお客様対応を経験できる機会がある。

安定性・将来性

1944年設立、東証プライム上場(証券コード5214)の老舗特殊ガラスメーカー。2023年12月期は市況悪化で営業赤字に陥ったが、2025年12月期は営業利益341億円まで回復。2028年12月期に売上高4,000億円を掲げる中期経営計画を推進しているが、ディスプレイ市況の波を受けやすい事業構造への理解は必要。

業績ハイライト

売上高の推移(億円)

2,92020213,24620222,80020232,99220243,1142025