「ES、だいたい書けた! あとは提出するだけ!」
そう思っていたのに、気づいたら提出期限は今日の17時。しかも志望動機はまだ途中……。
こんな状況になったら焦りますよね。エントリーシート(ES)は、文章を書くことに集中しているうちに、提出までの作業を忘れてしまいがちです。

ガクチカも自己PRも書きたいことはいっぱい! でも直していたら締切が近づいてきた……。どうしよう?

まずは「書く・見直す・提出する」を別々の作業として考えよう。提出が終わるまでを逆算しておくのがコツだよ。
この記事では、ES提出の7日前から何を準備すればいいか、時間が足りないときは何を優先するか、提出前に何を確認するかを順番に紹介します。今すぐ使える記入例や確認表も用意しました。
まず押さえたい3つのルール
- 企業の正式締切と、自分の提出予定日は分ける
- ESを書く時間だけでなく、マイページへの入力・アップロード・送信確認の時間も取る
- 提出したつもりで終わらず、完了画面や受付メールを確認する
※採用企業によって提出方法や必要書類は異なります。この記事の工程は一般的な準備の一例で、募集要項の案内が最優先です。
1. ESの「締切」は、日付だけ見ても足りない!
まずは募集要項かマイページを開き、何をいつまでに終える必要があるか確認しましょう。単に「11月20日締切」とメモするだけでは、思わぬ落とし穴があります。
| 確認項目 | よくある見落とし | 書き残しておくこと |
|---|---|---|
| 提出日時 | 日付は覚えていたのに、17時締切だった | 11/20 17:00(例) |
| 提出手段 | ES入力後、別途「送信」ボタンが必要 | マイページ/アップロード/メールなど |
| 必要書類 | 履歴書・写真・成績証明書などが別途必要 | ファイル形式、容量、提出順 |
| 選考との関係 | ESとは別に適性検査の期限がある | 各ステップを別の予定として登録 |
| 変更・再提出 | 送信後は編集できない場合がある | 上書き可能か、提出回数に制限があるか |
例えば「エントリー完了」と表示されていても、ESの提出が別手続きになっているケースがあります。「登録」「一時保存」「提出完了」は同じ意味とは限りません。
最終的な応募要件・締切時刻・ファイル形式は、企業ごとの公式案内に従ってください。SNSのまとめ情報やカレンダーのメモだけで確定しないようにしよう。

「一時保存できました」って出たら、提出できたと思っちゃいそう!

一時保存と提出完了は別のことがあるよ。最後の送信画面まで確かめよう。
2. ESは7日前から逆算すると進めやすい
大切なのは、締切当日を「書き終える日」にしないこと。正式な締切の2〜3日前を、自分用の提出予定日にすると余裕が生まれます。もちろん、設問数が多いESや複数社が重なる週は、もっと早く始めるのがおすすめです。
例えば、企業の提出期限が「11月20日(金)17:00」だとしたら、次のように作業を分けられます。
| いつ | やること | ここまでできたら完了 |
|---|---|---|
| 7日前(11/13) | 募集要項、設問、文字数、必要書類を確認 | すべての設問を一覧にした |
| 6〜5日前(11/14〜15) | ガクチカ・自己PRの素材を整理 | 使うエピソードを決めた |
| 4日前(11/16) | 各設問の下書きを埋める | 空欄ゼロの初稿ができた |
| 3日前(11/17) | 伝わりやすさ・文字数を見直す | 設問に答えているか確認した |
| 2日前(11/18) | マイページへ入力し、提出を目指す | 送信・受付の確認ができた |
| 1日前〜当日(11/19〜20) | 提出状況を再確認。未提出なら優先して対応 | 最終的な企業締切を超えていない |
※日付・曜日は説明用の架空例です。これは「7日間ないと提出できない」という意味ではありません。
ポイントは「文章をもっと良くする日」と「送信を終える日」を分けること。「まだ磨ける」と考えるほど時間をかけてしまう場合は、あらかじめ提出予定日を固定しておきましょう。
3. ESの下書きが進まないときは、最初から完成形を目指さない
「きれいな文章にしなきゃ」と考えて1行目で止まるなら、書き方の順番を変えてみましょう。ESは、いきなり立派な表現を探すより、伝える事実を先に並べる方が進みやすくなります。
ガクチカは、この5つの材料から
活動・役割
目標・困りごと
自分の行動
変化・成果
次に活かす力

サークルのイベントで頑張ったんだけど、「頑張りました」しか思いつかない!

「何を変えたか」を思い出してみよう。成果が大きくなくても、自分の工夫がわかると伝わりやすくなるよ。
例えば、こんなふうに書き換えられる
私は大学のサークル活動でイベントの運営を頑張りました。みんなで協力して成功させ、協調性を学びました。
私は大学のサークルで新入生向けイベントの運営を担当しました。前年は参加者から進行がわかりにくいという声があったため、担当者ごとの作業を一覧化し、当日の案内も見直しました。その結果、進行上の問い合わせが減り、参加者の案内を落ち着いて行えるようになりました。この経験から、課題を整理し周囲と役割を分担する大切さを学びました。
※上記は文章の構造を示す架空例です。実際のESでは自分の経験だけを書き、事実にない成果や数字は加えないでください。
改善例のポイントは、「課題 → 自分の行動 → 変化」が読み手に見えること。数値がなくても、工夫の理由と前後の変化を具体的に書ければ伝わりやすくなります。
企業ごとに必ず見直すところ
- 志望動機:企業名を入れ替えただけの文章になっていない? その企業で取り組みたいことが書けている?
- 自己PR:「強みがあります」だけでなく、それが表れた場面がある?
- ガクチカ:団体の成果だけでなく、自分の役割と行動がわかる?
- 設問との一致:聞かれているのが「経験」「理由」「価値観」のどれなのか、答えられている?
4. 提出直前のチェックは「文章・入力・送信」の3段階
ESを書き終えたら、いよいよ提出。でも、ここで誤字や入力漏れがあるともったいないですよね。チェックする順番を決めておくと、最後に慌てにくくなります。
① 文章のチェック
- 設問が求めていることに答えている
- 企業名・職種名の書き間違いがない
- 文字数条件を満たしている
- 事実にない成果や数字を盛っていない
- 主語・述語、誤字脱字、表記揺れを確認した
② 入力・ファイルのチェック
- すべての設問を正しい入力欄に入れた
- 写真や添付書類が必要な場合、指定形式・容量・ファイル名を満たしている
- 改行や記号が入力画面で崩れていない
- 入力途中で画面が切り替わった場合、文章が保存されている
③ 送信後のチェック
- 必要な「提出」「送信」「確定」操作を終えた
- 提出完了画面・受付番号・受付メールなど、企業が案内する確認方法で完了を確認した
- 台帳やカレンダーに「提出済み」と記録した
- 次の選考ステップ(適性検査、面接予約など)の期限を確認した
「下書き保存」は「提出済み」とは限りません。送信後に控えを取る場合も、個人情報や企業の利用規約に配慮して管理してください。
5. もう明日が締切! 時間がないときはどうする?
7日前から準備できなかった場合でも、今からできることはあります。大切なのは、焦って全部を同時に直そうとしないことです。
残り時間が少ないときの優先順
- 正式な提出時刻・提出方法・必須項目を確認する
- 空欄の設問を埋め、提出できる形にする
- 設問への回答、事実関係、企業名、文字数を優先して見直す
- 入力・ファイル添付・送信の時間を必ず残す
- 送信完了を確認する
細かな言い回しの修正に何時間もかけて、肝心の提出ができなければ本末転倒です。もちろん内容の虚偽や重要な誤りを放置して提出してよい、という意味ではありません。直すべきところを選び、時間内に適切に提出することを目指しましょう。
また、提出サイトに障害が起きた場合は、案内された問い合わせ先へ、発生日時・表示内容・試した操作を簡潔に伝えます。期限を過ぎれば受け付けてもらえるとは限らないため、できるだけ早く連絡しましょう。

最後の30分で「もう1回全部書き直そう!」って思ってた。でも送信時間も必要だよね。

そう。いい文章も、届かなければ読んでもらえない。最後は必ず提出状況まで確認しよう。
6. 提出後に気づいたミスは、どうすればいい?
まずはマイページで再提出・修正の可否を確認しましょう。編集できない場合でも、企業が問い合わせ方法を案内しているか確認できます。
軽微な表記揺れなのか、応募資格や連絡先に関わる重大な誤りなのかでも対応は変わります。明確な訂正が必要な場合は、企業が指定する窓口から、どの項目をどう訂正したいかを簡潔に伝えましょう。必ず修正してもらえるという意味ではありません。
件名:提出済みエントリーシートの記載内容について(〇〇大学・氏名) 株式会社〇〇 新卒採用ご担当者様 お世話になっております。〇〇大学の〇〇と申します。 〇月〇日に提出したエントリーシートについて、 記載内容に誤りがあることに気づき、ご連絡いたしました。 該当項目:〇〇 記載内容:〇〇 正しい内容:〇〇 提出後の修正可否や必要なお手続きについて、 ご教示いただけますと幸いです。 お忙しいところ恐れ入りますが、よろしくお願いいたします。 〇〇大学〇〇学部 氏名:〇〇 〇〇
誤りが小さい場合に必ず問い合わせるべきというわけではありません。まずは企業の案内と誤りの重要性を見て判断しましょう。
7. 次のESから、締切管理を少しラクにする仕組み
ESを1社出したら、次の会社でも同じように追い込まれたくないですよね。そこで、まず次の4つだけ仕組みにしてみましょう。
日時まで正確にメモ
2〜3日前を目安
下書き・見直しも登録
完了まで記録する
新しい案内メールが届いたら、①公式締切 ②自分の提出予定日 ③次の作業をその場で登録する。これだけでも、「締切は知っていたけど書く時間がなかった」を防ぎやすくなります。
気になる企業の締切を、まとめてチェック!
しごといろでは、企業のインターン応募締切などを一覧で確認できます。気になる企業を見つけたら、正式な募集要項を確認して、余裕を持って準備を始めよう。
しごといろで締切を確認する →※機能と掲載情報は更新されます。応募条件や正式締切は企業公式サイトで必ず確認してください。
8. 最後に3分だけ、やってみよう!
この記事を読んだら、次の5つをチェックしてみてください。すべて終わらなくても大丈夫。まずはひとつ進めてみよう。
0 / 5 項目をチェックしました。
まとめ:ESは「書き終える」だけじゃなく「提出完了」まで
覚えておきたいポイント
- 正式締切は時刻と提出方法まで確認する
- 下書き・見直し・送信確認を別の工程に分ける
- ESの完成度を上げることと、期限内に提出することを両立させる
- 最後は送信完了の証拠・企業案内を確認する
- 次のESは自分用の提出日から逆算して準備する

よし! 次のESは「文章を仕上げる日」と「提出する日」をちゃんと分けてみる!

いいね。全部完璧にしようとしなくても、ひとつずつ進めていけば大丈夫。まず今日の締切確認から始めよう。
